故事と昇爵
歴史の名場面が盤上でよみがえる故事406種と、故事で上がる爵、爵ごとにカードを選ぶ昇爵について説明します。
故事とは
劉備が自ら諸葛亮を招けば三顧の礼が、黄忠が夏侯淵と対峙した戦いに勝てば定軍山が、張飛が呂布に一騎討ちで勝てば虎牢関が起こります。その場にいた人々が三言四言を交わし、軍師がその出来事を振り返ってまとめます。そして名前の出た武将ごとに、その勢力のもとで爵が一つずつ上がります。
列伝は人物、故事は出来事です。人物を学ぶゲームなので、報酬よりもその数行こそが本体です。故事は天下でのみ起こります。
いつ起こるか
契機は七つあります。条件は事典の故事ページごとに一行で書かれています。
| タイミング | いつ | 例 | 種類数 |
|---|---|---|---|
| 登用 | 誰が誰をどの種別で招いたとき | 劉備 → 諸葛亮 舌戦で登用 · 三顧の礼 | 32 |
| 合戦 | 味方に誰が、敵に誰がいる戦いに勝ったとき | 黄忠 → 夏侯淵 合戦勝利 · 定軍山 | 30 |
| 一騎討ち | 誰が誰に一騎討ちで勝ったとき | 張飛 → 呂布 一騎討ち勝利 · 虎牢関 | 21 |
| 舌戦 | 誰が誰に舌戦で勝ったとき | 諸葛亮 → 周瑜 舌戦勝利 · 周瑜を激す | 11 |
| 拠点 | 誰と誰が出陣してどの城を落としたとき | 曹操 · 郭嘉 → 下邳 陥落 · 下邳の水攻め | 33 |
| 集い | 誰と誰が一つの勢力に集まったとき | 劉備 · 関羽 · 張飛 一堂に会す · 桃園の誓い | 210 |
| 赴任 | その人物が自らの縁故の地にいるとき | 満寵 → 陳留に赴任 · 法を曲げず | 114 |
登用の故事は、招いたその瞬間に起こります。在野は先に探し出しておく必要があり、捕虜は先に心を開かせなければなりません。組み合わせと種別が合えば競わずにその場で得られ、そうして得た者は後々どんな密談にも揺らぎません。他勢力に属する人物では起こりません。
一騎討ちと舌戦の故事は、登用での勝負か、双方一人ずつがぶつかる単騎接戦で勝ったときに起こります。合戦の故事は、自分が守り抜いた戦いでも起こります。他勢力の手番に勝ったものは、自分の手番が始まるときに報告されます。
集いと赴任は、盤面が変わるたび(移動の後 · 戦いの後 · ターンの始まり)に確かめます。一度に三つまで報告し、あふれたものは条件がそのままなら次の機会にまた成立します。
武将253人は誰もが二つ以上の故事に関わっています。一つの故事は、一度のゲームで勢力ごとに一回だけ起こります。
故事が起こる場面
カードが飛んできて刺さり、鐘が鳴ります。どこかを押すとカードが横によけ、その場の人々が言葉を交わします。カードにはその出来事が一段落で記されています。最後に軍師がその故事を振り返ってまとめ、誰の爵が上がったかが帯に記されます。その間、下のボタンの列はロックされます。
一覧と軍師の提案
下の列の故事を押すと、406種がすべて並びます。達成したものが先に金色で並び、次に今達成できるもの、次のターンに達成できるもの、そして年の順です。未達成のものは絵がぼやけています。
- 契機で絞り込み、自軍の武将をオンにすると、自分の武将が動いて達成できるものだけが残ります
- 今達成できるをオンにすると、一、二手で届くものだけが残ります。そうした故事には緑の枠と★(二手かかるものは☆)が付き、下にすべきことが一行で表示されます
- 押すと故事カードが開きます。未達成のものも開けます。カードに書かれているのは答えではなく、すべきことだからです
軍師も手を貸します。盤面が変わった後に報告する故事がなければ、一、二手で達成できる故事を一つ勧めます。移動 · 出陣(挟撃まで組んでおきます) · 二手(このターンに集め、次のターンに出陣) · 登用のいずれかで、戦力と軍令が副題に記されます。「そうしよう」を押すと通常の命令と同じように実行され、「また今度」を押すとその故事は3ターンの間勧められません。
他の勢力も合戦 · 拠点 · 集い · 赴任の故事を成し遂げ、その武将の爵を上げます。ゲームが長引くほど、自分だけが強くなるわけではありません。他勢力の出来事はカードが飛んでこず、誌 に一行で記されます。
昇爵
故事を達成すると、その勢力のもとで名前の出た武将ごとに爵が一つずつ上がります。負けた側でも名前が出れば上がりますが、その爵が意味を持つのは、その者が自分の配下になってからです。下の列の昇爵には爵を上げられる人数が付き、押すとサイドパネルに一覧が出ます。数字を押すと昇爵の画面が開きます。左が武将カード、中央が系図の巻物、右が選んだカードです。
爵一つは二段階で選びます。
- 種別を選ぶ · 巻物の上のツリーで、その爵の節を選びます。爵ごとに種別は二つで、三爵だけ三つです
- カードを選ぶ · 節を選ぶと、その人物に合うカードが候補として広がります。チップを選ぶと右側にそのカードが表示されます。これに決めるを押すと取り消せません
種別はその人物の職分で決まります。職分は能力値のうち最も秀でた分野です。ツリーの攻撃は攻撃力+1、防御は体力+1です。
| 職分 | 1爵 | 2爵 | 3爵 | 4爵 | 5爵 |
|---|---|---|---|---|---|
| 軍師 · 知力 | 計略 · 秘密 | 号令 · 絶命 | 属性 · 特典 · 防御 | 防御 · 計略 | 特典 · 秘密 |
| 能吏 · 政治 | 計略 · 秘密 | 号令 · 絶命 | 属性 · 特典 · 防御 | 攻撃 · 計略 | 特典 · 防御 |
| 君主 · 統率と魅力 | 計略 · 秘密 | 号令 · 絶命 | 属性 · 特典 · 防御 | 攻撃 · 防御 | 特典 · 計略 |
| 猛将 · 武力 | 攻撃 · 計略 | 絶命 · 属性 | 特典 · 防御 · 秘密 | 防御 · 攻撃 | 特典 · 計略 |
- ツリーの長さはその人物が関わる故事の数で決まり、三から五です
- 候補には、すでに持っているものと、この勢力ですでに選んだものは並びません。チップの小さな数字は、そのカードを勢力内ですでに持っている人数です。合戦では同じ計略は一陣営に一枚だけだからです
- 種別が詰まったら(受け取る枠がもうないか候補が空なら)同じ欄の別の種別へ回します。号令 · 絶命 · 属性は互いに、計略と秘密は互いに回し、その次は強化 · 攻撃 · 防御 · 特典の順です
- ツリーの終わりを超えた爵は魅力を1上げます
- サイドパネルでチェックした武将をまとめて選ぶ自動昇爵もあります
- 爵は勢力固有です。劉備のもとで三爵に上がった関羽が曹操のもとへ行けば一爵からとなり、戻れば三爵がよみがえります
上限
カードに何でも際限なく載るわけではありません。
| 内容 | 上限 |
|---|---|
| 計略 · 秘密 | カードに四つまで(初期分を含む) · 昇爵で得る分は両方合わせて二つ |
| 号令 · 絶命 · 属性 | 三種合わせて二つ · 種別ごとに一つ |
| 攻撃 · 防御 | それぞれ2回 · 7を超えません |
| 強化 | 1枚につき一段 |
特典
特典6種はカードの数値ではなく、天下での動き方を変えます。三爵から現れます。
| 特典 | 働き |
|---|---|
| 忠心 | 忠誠が100に固定されます。密談 · 離反 · 反乱に揺らぎません。捕らえられることはあり、獄中で他家の者になると解けます |
| 不屈 | 戦いに負けても捕らえられません |
| 疾走 | 1ターンに2回動けます。先に移動か呼び寄せをしたとき、もう一度動けます |
| 軍令 | その勢力にいる間、軍令が1増えます。勢力全体で二つまでです |
| 魅力 | 魅力が2上がります。重ねて選べます |
| 政治 | 政治が2上がります。重ねて選べます |
固有強化
その人物だけが持つ固有カード68枚(計略 · 号令 · 絶命 · 属性)は、昇爵で一段上げられます。類型表の種別としては現れず、種別が詰まって回るときに強化の節として現れます。そのため号令 · 絶命 · 属性が最初から埋まっている関羽 · 張飛 · 趙雲 · 呂布のような武将がよく出会います。
一段は数値を一つ加えます。関羽の青龍偃月は斬った後に防壁が二つ付き、固有の計略はコストが一つ下がります。上げた内容はカードの略記の後ろに続けて表示されます。カードごとに何が加わるかは事典の各ページに書かれています。
記録に残るもの
爵とカードはそのゲームの中だけのものなので、新しいゲームを始めると消えます。ただし達成した故事と、人物ごとに上がった爵の最高値はアカウントに残り、わが列伝が数えます。武将達成度に「上がった爵 / ツリーの長さ」が記され、最後まで上がると金色になります。